前回は
・刺激がストレス発散になる
・刺激は慣れていきより強い刺激を求めるようになる
という事を激辛料理好きの僕の体験を通してお伝えしました。
今回は初体験のお話。
皆さんは初めてマッサージを受けた事を覚えていますか?
子どもの頃、家族でマッサージのし合いをしたのを除いては
整骨院とは名ばかりの流れ作業の様に施術をされるところが、
大人になってから僕が初めてマッサージを受けに行ったところでした。
(CBR1000RR sc57)
当時の趣味はスーパースポーツと言われるバイクに乗るのこと。
前傾姿勢がキツいレースに使われるバイク。
ある時から腰や背筋に酷い疲労を感じるようになりました。
疲れを解消しようとマッサージ屋を探したのですが
どこへ行ったらいいのか分からない。
とりあえず、職場近くのその整骨院に足を運びました。
入り口のドアを開けると
「こんにちはー!」
「こんにちはー!」
「こんにちはー!」
ベッドでマッサージ中の施術者から、
入口の僕に向かって元気な声がかけられます。
受付を済ませカウンセリングも早々に
ベッドに横にならされ施術が始まりました。
僕の背筋をたどる指ひと押しひと押しが痛く
その不快さに耐えられず体が反応すると
「けっこう張ってるんで痛いですよねー。」
「効いてる証拠なんで楽になりますよー。」
とか先生に言われたらね、こっちは素人なんで
(そうなんや)って思いますよね…
そしたら翌朝、重ダルい様な筋肉痛の様な
痛みがでて起きるのが大変でした。
それから、その痛みは落ち着いたのですが
当然背筋のハリは残ったまま。
選択肢の少ない僕は、再度その整骨院の扉を潜ります。
今回の担当は女性の先生だったので、少し安心したのもつかの間
いざ施術が始まると前回の先生の時の痛みとは別の種類の
刺す様な鋭い痛みを感じ、また体が反応すると
「けっこう張ってるんで痛いですよねー。」
「効いてる証拠なんで楽になりますよー。」
とか言って、更に力を強めてくるんです。
思わず顔を横にそむけると、隣のベットで施術中だったのは
前回の先生、受けているのはおじいちゃん
その、おじいちゃん至福の声で
「くぅ~…効っくぅ~!!!」
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そして、僕はマッサージを受けることから遠ざかりました。
※文中の整骨院は架空で、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。