ヨガ初心者さんのためのヨガ哲学①~ヨガって何?~

こんにちは!

Healing space Haloで

セラピスト&ヨガティーチャーをしている深澤です。

 

このブログでは、

ヨガ初心者さんやまだヨガをしたことがない方に向けて

ヨガ哲学を日常生活に例えてお伝えしていきます。

 

数千年前から伝わるヨガの英知には、

私たちの日常を生きやすくするヒントが詰め込まれています。

 

マットの上で身体を動かすだけではもったいない!

ぜひヨーガの本質に触れて、日常生活で実践してみてくださいね♪

 

★こんな方におすすめ

・ ヨガを始めたばかりの方

・ 始めてみようかなと検討中の方

・ ヨガと他のエクササイズの違いが知りたい方

 

ではさっそく、

第一回目のテーマ 【ヨガって何?】からスタートです^ ^

 

「ヨガ≠ストレッチ」

世の中の大半の人にとって

「ヨガ=ストレッチ」

という印象をもっているのではないでしょうか?

 

いきなり結論から言うと、「ヨガ=ストレッチ」ではありません。

それだと他のエクササイズ、フィットネスと同じです。

 

多くの人が「ヨガ」だと思っているものは、

ほんとは「ヨガの一部分」なのです。

 

「じゃあ、ヨガって何?」というと

 

一言であらわすなら【 生き方 】といえるかもしれません。

 

・・・は? って感じですよね。笑

 

では、次のシチュエーションをイメージしてみてください。

 

A.

職場の上司が自分の状況を分かってくれず、
いつも口うるさく厳しいことを言ってくる。

部下は何度教えても、仕事を覚えてくれない。

いつも自分にばかりシワ寄せが来て、
自分はなんて運がないんだろう。

こんな職場早く辞めて
もっと良い条件の会社に転職してやる!!

というAさんの思考。

 

次は、Bさんのシチュエーションをイメージしてみましょう。

B.

いっつも口うるさい上司が
今日は一段とキツイこと言ってきたなぁ。

いまの状況を変えていくには、どうしたらいいかなぁ。

上司の考えも一度聞きたいし、
ちゃんと話し合う機会を作ってもらおう。

部下は覚えが遅いし、最近特にモチベーション下がってるな。
どうやったらいいかんじの空気作っていけるかな。

というのがBさんの思考。

 

これは、

AさんとBさんの

【どっちが良い・悪い】とか【正しい・間違っている】

という話ではありません。

 

AさんもBさんも、

「上司に厳しいことを言われた」
「部下が仕事を覚えない」

という、同じ出来事が起こった状態です。

 

AさんもBさんも、起こった出来事に対して

“嫌な感情”や“マイナスな感情”を抱いたかもしれません。

 

では、AさんとBさんの違い何でしょうか?

 

それは、

自分の内側に湧いた【感情】の扱い方の違い

といえます。

 

出来事をありのままに見ていく

Aさんの感情・思考・判断と行動を、ひとつづつ見てみましょう。

出来事がおきた(上司に厳しく言われた・部下が仕事を覚えない)

嫌な気持ちになった(自分にばっかりシワ寄せがくる)

人・環境のせいで自分は嫌な思いをしていると判断した(職場環境が悪い)

嫌な感情をもう体験しないように、職場を変えた(行動した)

 

という感じです。

 

これってどういうことかと言うと、

感情に引きずられた生き方

といえます。

 

「感情」が自分の選択・行動の基準になってしまっている状態。

感情にひっぱられた行動をしていると、

いつまでも落ち着くことができないままになってしまうのです。

 

Aさんの例でいうと、職場(環境)を変えたからといって

望んだ結果が得られるとは限りません。

 

また新たに「嫌だと感じる出来事」が起きたときに、

前と同じような行動を繰り返してしまいやすいのです。

 

一方、Bさんの場合は感情に引きづられることなく、

起こった出来事に対して「何をすべきか」という思考になっています。

 

たしかに腹が立ったかもしれません。

 

だけど、その感情に執着せず、

「起こった出来事」に焦点をあて

「できること」に意識が向いているので

心の状態としてはAさんと比較すると、穏やかであるといえます。

 

ちなみ、「いや、私は感情のままに生きる!」という人は、その生き方で全然良いのです。
自分の人生なので、好きな生き方を選びましょう ^ ^

 

ただ、「心穏やかに、平和に幸せに生きたい」と願うのであれば、

感情に引きづられる生き方から、

出来事をありのままに見ていく生き方へとシフトすることが必要です。

 

その方法を教え、導いてくれるのが「ヨガ」なのです。

 

ヨガとは「心を成長させていく修行」

ヨガの最終目的地。

それは「自分の本質を知ること」です。

 

「私は誰なのか?」という

人類普遍の問いに対する答えを体感することが

ヨガの目的地と言われています。

 

その目的地に到達することで、究極の至福・平穏が得られるとい考えられています。

その目的地にたどり着くための修行がヨガ=生き方となるのです。

 

これも少しずつ解説していきますので、安心してください。

 

いまはまだ

「は?意味わからん」

という感じで大丈夫です^ ^

 

 

今日は

・ヨガは、心を穏やかに、平和に安心して生きるための生き方

・ヨガは自分の心を成長させてくれる方法を教えてくれるもの

ということだけ、知ってもらえると嬉しいです◎

 

「じゃぁ、何でストレッチしたり、

曲芸みたいなポーズをとったりする必要があるの?」

「 ココロを成長させることと、

カラダ動かすことに何の関係があるの?」

 

という点について、

次回は、初心者さんのヨガ哲学②~身体を動かす理由~をお届けします♪